Hiroのオカルト探検日記

オカルト、魔術書の翻訳、実践日記、その他いろいろ。 オカルトの中の真実を探検するブログ

 Courseraでオカルト的に面白そうな講座を探していたら、バルセロナ大学の「Magic in the maddle ages」を見つけて受講してみた。これは5週間の短期コースで、概観、魔術と異端、魔女裁判、イスラームの魔術、占星術と地占術に分かれている。内容的には初心者向けでそれほど深いものでもなかった(グリモアすら出てこない。もっとも「ソロモンの鍵」などは中世というより「近世の魔術」なので当然だが)が、イスラームの魔術のユニットは興味深く、これだけでも講義を観る価値はあると思った。
 他にスペインでは異端審問官による魔女裁判よりも、地方の世俗法廷での裁判の方が魔女への死刑が多かったなど、興味深い内容も幾らかはあった。

 明けましておめでとうございます。今年もこのブログと図書館をよろしく。
 さて、去年はカバラ関連を大きく拡張させる年だった(その関連で、右上のやつも五芒星から「樹」に変えておく)。今年もこの傾向は続く事だろう。まだまだこの分野は語られていない部分が多い。最近も、あるニューエイジ系サイトで「カバラ」の説明を読んだが、首を傾げる様な内容だった。まだまだ日本では本物のカバラは知られていないと実感する。
 またユダヤ教カバラだけではなく、魔術(ヘルメース哲学)カバラについても置いていきたいものだ。
 他には、最近ご無沙汰にしている錬金術も強化したい。ニュートンの本も幾つか訳するかもしれない。
 最近は、ラテン語とヘブライ語の勉強で時間を使っているので、訳のペースは遅めとなるだろう。しかしこれらが完成したら(何年先かは知らないが)、図書館の訳書の範囲も大幅に増える事だろう。

 今日は25日のクリスマスなので、最近読んでいたキリスト教関連の本、Agostino Taumaturgoの「Handbook of Exorcism and Deliverance」の紹介をしよう。
Handbook of Exorcism and Deliverance
Agostino Taumaturgo
Independently published
2019-11-27


 著者はキリスト教オカルティズムの本を多く書いているが、20年の実践経験のあるエクソシストでもあり、日本は勿論、今では欧米でもほとんど知られなくなったエクソシズムの実態について詳しく説明している。
 まず著者が警告するのはこのエクソシズムの危険であり、「理論上(教会法上)は」洗礼を受けて信仰心があれば誰でも行えるものの、悪魔の誘惑による精神不安定になったりして、狩る側が狩られる側になる事もあるので、堅固な信仰があり、バランスの取れた精神の人物(通常は司祭以上)のみが行うべきであると述べている。
 また一般に考えられているのとは裏腹に、悪魔は霊による微細な誘惑の示唆(文字通りの悪魔の囁きですな)が中心であり、実際の犠牲者の肉体への憑依現象は「宝くじに当たるよりも稀」であって、一生涯エクソシストをしていても、一度出会うか出会わないかくらいの確率だという。また悪魔憑きを訴える人物の大半は単なる精神病患者であり(著者は精神病と悪魔憑依との違いについても一章を割いて詳しく説明している。基本的に悪魔憑きには異言、未来予知、怪力などの超常現象が伴うが、精神病には無い)、さらに多いのは少年少女などが世間の注目を浴びたいための「なんちゃってメンヘラさん」だという。著者はクライアントがそのような人物だったら、さっさと帰るように勧めている。
 また著者の体験ではオカルティストの黒魔術師が悪魔を召喚するケースも幾つかあるので、ピコ、アグリッパからクロウリーまでの魔術、オカルトについても一通りは説明をしている。著者はクロウリー系を手厳しく批判しているが、カトリック司教だった著者からすれば、キリスト教嫌いのクロウリーと相性が悪いのは当然だろう。だがさらに酷いのは、著者が「オカルチャー」と名付けたカテゴリーで、要するにダーク エッジロードを気取って逆五芒星のタトゥーをしてたりする類で、著者はこれらオカルチャーさん達との実体験も述べているが、読んでてトホホな気分になる。
 なおエクソシズムの儀礼は、個人で行うには危険すぎるので、チームで行うのが基本だという。そして中には必ず精神科医やその他のプロの医者も含ませるようにと著者は強調している。また悪魔に操られている犠牲者から訴えられた場合のために、優秀な弁護士も知人に持っておくようにという生々しいアドバイスもある。
 さらにエクソシズムは儀礼を終わったら完了ではなく「アフターケア」も重要で、追い出した悪魔が再びやってこないように、元犠牲者にオカルトの実践を止めさせ、毎日祈りを唱えさせ、教会のミサを定期的に受けるように指導する。これらは数週間や、場合によっては数年はかかるという。
 本書の後半は17世紀の古典的エクソシズムのマニュアル本のラテン語本文と英語の翻訳で、大半は知っている内容であったが、珍しい祈りの文もあり、興味深く読めた。この本を読むと、エクソシズムの大変さがよくわかる。映画での内容はまだまだ甘いのである。

 最近Hacknetなどのハッキング系のゲームをよくプレイしていたら、Grey Hackを見かけて、なかなか面白そうに感じた。個人的にはアーリーアクセス系には手を出さない人だが、充分にコンテンツがあるようなのでプレイし始めた。
 これは今までプレイしたハッキング系の中では一番リアルに近いと感じた。何よりもマルチプレイが可能なので、他のプレイヤーのPCに潜入したり潜入されたりが面白い。
 例えば数日前にログインしてweb(勿論ゲーム内の)の銀行サイトで口座をチェックしたら、160万ほどいれていたのが、どこかのスーパーハカーに取られて、1円になっていた。大ショック! それでチャットでお金無くなったヨ、と言ったら、他のプレイヤー(たぶん盗んだ本人w)が、お前のセキュリティーはがら空きだからだよ、と言われて、閉める方法を教えてもらって、あちこちをroot以外は入れないように戸締りをした。
 ゲーム内にはPythonやLuaのような軽量のスクリプト言語もあって、それでハッキングツールを自作したり、他人が作ったのを改造したりできるし、htmlも入っているので、webサイトを自作したりと、このゲームのポテンシャルは絶大なものがある。
 欠点は、プレイヤー数が少ないのと、まだ音楽が一切ない(僕はプレイ中はHacknetのOSTを別に鳴らしている)ことだが、アーリーアクセス期間なので、これから実装していくのだろう。
 完成品が良さそうならば、wiki3で第2のwikiを立ち上げようかと思うほど気に入った。

 マルドゥーンの本も4章に入り、その具体的な記述に驚いた読者もいるのではなかろうか。
 内容に一貫性、論理性があり、充分に「真実」がある(少なくとも主観的には)。だがマルドゥーンも述べているように、これらを客観性として証明するのは難しいだろう。少なくとも、このような異常心理の体験そのものがあるのは、疑いないのだが。
 特にマルドゥーンの記述で興味深いのは、シルバーコード(本文内ではアストラル コードあるいはケーブルと呼ばれる)の存在だろう。
 後の時代の体外離脱体験者らの報告でも、このコードを見たと述べている人は約半々であって、有名な離脱者でも離脱中に全く見た事も無いという人もいる。100年経った今でも、この現象は謎と神秘に満ちている。

 たまたま応募してみたら、抽選に当たっていたので、日帰りで上京して行ってみた。
 僕がいた席は東京ドーム2階の左側の真ん中あたりで、遠くから見ていた。隣にすごい美女が座ってきてラッキー……ってそんな事はどうでもいい! 僕の目視では会場は95%は埋まっていた。グラウンドに臨時に立てられた席は司祭服やシスター姿の人が多かったので特別招待席だったんでしょうな。
 教皇がオープンカーでゆっくりゆっくりと来ると、大歓声が起きる。通り道の左右から赤ん坊が差し出され、教皇が抱きかかえてキスをするたびに「おおーっ!」というどよめきが。さすが「ロックスター教皇」の異名を持つだけに、観衆の心を掴むのに慣れていると感心した。
 ミサは教皇はラテン語で会衆は日本語で返答の形式(新旧のミサを組み合わせたような形)であって、ラテン語を勉強中の僕も、まあまあ内容は理解できた(教皇の発音は綺麗で聴きやすい)が、説教となるとお手上げ(追記。後にスペイン語と知る。アルゼンチン出身なので)。この教皇ミサの僕のメリットは、もっとラテン語の勉強をするモチベーションを刺激された事だった。


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